認知症の患者の半数はアルツハイマー型です。その見つけ方の秘訣が平成24年5月19日(土)の山梨日日新聞に載っていました。
---------------------------------------------------------------------------
1「食事はいつ(取った)?」などの質問をする。
本人は自分で答えず,すぐ同伴者の方を向いて応援を求める。
2本人の財布をみる
買い物で計算ができない人は一万円札ばかりを持っている。
財布を忘れてなくす人は財布が新しい。
3冷蔵庫の中をのぞく
印鑑などの冷やさなくてもよいものが入っている。
同じものが物が入っている。
しまい方がめちゃくちゃになっている。
ひとつでも当てはまれば認知症の可能性が高い
工藤千秋院長 くどうちあき脳神経外科クリニック(東京都大田区)
-----------------------------------------------------------------------------
このアドバイスは女性の方がアルツハイマー型認知症かどうかを判断するには非常に有効でしょう。
男性の場合でもこの判定法を応用することによってある程度の判断は可能になるのではないでしょうか。
アルツハイマー型認知症はできるだけ早期に発見して,投薬をすることが重要になります。本人の現在の生活障害をいち日でも長く維持することが治療の目標です。
現在の医学の水準では根治治療の方法はなく,記憶障害,失認,失語などの生活障害の程度を維持し,進行を少しでも遅らせることのみが可能です。
本人の自立,家族の介護の負担を考えるにつけても認知症の早期発見・早期治療が重要なのはほかの病気と同じだと言うことになります。
なお,以前に「認知症の治療は可能なのか」と題した記事を書きましたが,そちらも参考にしてください。
成年後見・任意後見はこちらの業務内容
055-251-3962 090-2164-7028
困り事や相続・遺言のご相談,許認可のお問い合わせは